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私は、19歳の時に、交通事故がきっかけで身体障がい者になりました。それがきっかけで、病院や地域の中で今まで出逢ったことのない車椅子を使っている方たちと関わるようになりました。

「何かじぶんとは違うんじゃないか。」「話しかけてもいいのかな。」そう勝手に思っていましたが、その方々と時を重ねるごとに自分と同じ優しい人たちばかりだったとわかり、自分の視野が狭いことで勝手に見えない線を引いていたんだと、反省したことを覚えています。

ー私たちは変われない。だからといって社会のせいにはしたくない
自分が希望や夢を持てるそんな人たちで溢れて欲しいー

そう想い、この車椅子製造の業界で30年以上、働いてきました。オーダーメイドの車いすを、一人ひとりの方と向き合って細部までこだわりながら丁寧に作り上げています。

実はあるようでそこにはない、”障がい”という社会の線を越えて、誰もが手を取り合って一緒に笑い合える。そんな社会をこれからも歩み続けていきます。

代表取締役社長 　桑原彰三